四国を南下するお遍路軍団。徳島編の終わりは室戸岬だ。室戸市は高知なので既に高知編か。スタート高知。ちなみに「岬」という言葉には日本海の「どばば〜ん」な冬のイメージと「翼君!」と叫んでいた彼のさわやかなイメージが入れ替わり立ち替わり表れる。まあ、私だけかもしれないが。
中岡慎太郎像などもあった。高知は坂本竜馬が有名だが、彼も竜馬とともに打たれたのだな〜。なんて考える余裕もなく、山を登る。最御崎寺を目指して。これがまた山の上にあるもんで、5時くらいにふもとについたのだが最御崎寺につくまでやけに時間がかかった。正直途中でくたばるかと思ったよ、地蔵が目に痛い(お地蔵様は道半ばにして倒れた苦行者の霊を慰める理由で作られていることが多いそうだ)。
最御崎寺につくと、ユースホステルがあった。かなりへばっていたし、新たなスタートなんでここは泊まることとする。風呂に入ることとする。ベッドに寝ることとする。素泊まりさせてもらったのだが、非常に安かった、うしし。3人部屋を1人で占領。まあ、やることもないのだけどね。
翌日は10時チェックアウト。それまでは日の出と共に動き始めていたのだから、だらけまくっていると言われても返す言葉もない。昨日の山を反対側から下る。その途中、いきなり車の中から声をかけられる。「おう?逆ナンか!?」なんて思うこともなく、道でも聞かれるのかなと近づく。
麦茶のお接待であった。助かる。今日は暑そうだ。しかもこの麦茶、ペットボトルに入ってそれ自体を凍らせてある。オーマイガ!これはいい。良い理由を箇条書きにしてみよう。
(1)凍っているので一度では飲めない(←お腹にやさしい)
(2)氷が解けたら飲むのだが、当たり前だがとても冷たい
まったく、涙が出るほど嬉しい。さあ、足の赴くままに進んでみようか!
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